黒猫

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競馬をあまり知らない方でも一時社会現象化したスターホース「ディープインパクト」の名前を知っている方は多いと思います。ディープインパクトが凄い事は言うまでもありませんがその父親「サンデーサイレンス」がもっと凄いのです。正しくは凄いと言うよりも「奇跡の馬」と言っても過言ではないくらいに様々なエピソードがあります。

今回は日本競馬の歴史を大きく変えた名種牡馬「サンデーサイレンス」のお話をします。先に言っておきますが私は競馬についてそれ程詳しい訳ではありません(^_^;

競馬ゲームをきっかけにサンデーサイレンスを知ったのです。
その場面は↓です!

結構カッコイイ演出ですよね?
この演出に感動して興味を持ち過去にはサンデーサイレンスのDVDや血統学の本まで買った事もありました。

動画にはいくつかのキーワードがあります。

・荒々しく

・猛々しく

・野生のエナジー

・闘争本能

・生命力

・新時代へ

・スーパーサイアー日本上陸

少し大袈裟な表現に見えますが本当にこの通りなんです。これからサンデーサイレンスのエピソードを「サンデーサイレンス - Wikipedia」を引用しながらダイジェストで紹介していきます。また日本競馬の血統に対して思う事を述べます。

気性が荒く曲がった足で買い手がつかなかった

見栄えが悪く、売れ残る

幼少期のサンデーサイレンスは体格が貧相で、後脚の飛節が両後脚がくっつきそうなくらいに内側に湾曲(外弧姿勢、X状姿勢という。そのような体型の馬は下半身の推進力に欠けるとされる)していた。ストーンファームの経営者アーサー・ハンコック3世は幼少期のサンデーサイレンスについて「脚がひょろ長くて、上体は華奢」であったと述べている。さらに幼少期のサンデーサイレンスの馬体はくすんだ鼠色をしており、その容貌は、テッド・キーファーがストーンファームを訪れた際に必ず「あんなひどい当歳(0歳)馬は見たことがない」「目にするのも不愉快」と言うほど見栄えがしなかった。また気性が激しく、扱いの難しい馬であった。

セリの様子が↓です!

値段があまりにも安すぎた為、結局売り手が買い戻す形になってしまいました。

デビュー前に二度死にかけていた

疾病・負傷

サンデーサイレンスは当歳時(1986年11月)に悪性のウイルスに感染し、数日にわたってひどい下痢を起こして生死の境をさまよった。また、カリフォルニア州のセリからの帰り道ではトラックの運転手が心臓発作を起こし馬運車が横転する事故に遭い、競走能力こそ失わなかったもののしばらくまっすぐに歩けなくなるほどの重傷を負った。このとき馬運車に乗っていたサンデーサイレンス以外の競走馬はすべて死亡した。

馬運車の中でサンデーサイレンスだけが生き残ったというのは奇跡としか言いようがありません。強運でもあり生命力も強かったのです。

レースがとにかく色々な意味で凄かった!

サンデーサイレンスのレースは決して美しいものではありません。結構無茶苦茶な勝ち方をしています。
動画をご覧下さい!

レースの見どころ

【1989 ケンタッキーダービー】
・他馬とぶつかっても怯まずに勝つ
2:50あたり

・直線ヨレヨレでも勝つ
4:28~4:55あたり

【1989 プリークネスステークス】
・併走した時の勝負根性が凄い
7:55~8:20あたり

この雑草魂的なところがいいですよね!

【競走成績】

サンデーサイレンスの競争成績

Wikipediaより引用

1989年に二冠馬となり年度代表馬にもなりました。

アメリカでは種牡馬として評価されなかった!

普通なら年度代表馬ともなる馬なら種牡馬として期待されるのですがサンデーサイレンスは血統が決して良くなかったのでアメリカでは全く評価されていませんでした。

ハンコックは総額1000万ドル(1株25万ドル×40株)のシンジケートを組み、サンデーサイレンスにアメリカで種牡馬生活を送らせる予定だった。しかしヘイロー産駒の種牡馬成績が優れなかったことやファミリーラインに対する評価の低さから種牡馬としてのサンデーサイレンスに対する評価は低く、株の購入希望者は3人にとどまり、種付けの申込みを行った生産者はわずか2人であった。

そんな中、1990年はじめにハンコックから250万ドルで持ち分の半分(全体の4分の1)を買い取っていた日本の競走馬生産者吉田善哉がサンデーサイレンスの購入を打診してきた。当時ハンコックはストーンファームの経営を拡大させるなかでできた負債を抱えており、経済的事情から「他に道はない」と判断し、サンデーサイレンスを売却することにした。吉田善哉が購入のために使った金額は1100万ドル(当時の為替レートで約16億5000万円)であった。

この様な経緯から日本で種牡馬デビューとなったのです。そして日本競馬が世界レベルまで達する様になったのです。

サンデーサイレンスは日本に来たから成功した?

アメリカでは「サンデーサイレンスはたまたま走っただけ」と思われていたのでほとんどの人は種牡馬として期待はしていませんでした。ここで思う事があります。「仮にアメリカで種牡馬になっていたとしても日本程成功はしていなかったのではないか?」と。何故かと言うと期待されていないから良い配合相手(競走成績良かった牝馬)も恵まれず、また配合頭数も少なくなり、この条件下で種牡馬として実績を上げるのは極めて困難だからです。

血統に絶対は無いにしても何だかんだ言ってみんなブランド(良血)に群がるのです。そのブランドを信じてポテンシャルが高い繁殖牝馬の多くは持っていかれるのです。

この事から仮にサンデーサイレンスがアメリカに残っていたとしても種牡馬としての潜在能力を発揮出来なかったと思います。

日本の場合はどうかと言うと
(以下参照)

吉田善哉に購入されたサンデーサイレンスは日本へ輸入され、1991年から社台スタリオンステーションで種牡馬生活を開始した。種牡馬入りに際し、総額25億円(4150万円×60株)のシンジケートが組まれた。シンジケートは満口となったものの、当初サンデーサイレンスの評価はさほど高くなかったうえに種付料が1100万円と高額であったため、期待されていたほどの交配申し込みはなく、もっとも多く交配したのは吉田善哉が経営する社台ファーム千歳(現在の社台ファーム)に繋養されていた繁殖牝馬であった(吉田善哉の息子で社台ファーム代表の吉田照哉曰く、「最高の繁殖牝馬をすべて交配させた」)が、その結果誕生した馬に対する同牧場の関係者の評価は高くなかった。しかし1994年6月にデビューした初年度産駒は社台ファームの関係者にとっても予想を上回る活躍をし、約半年の間に30勝(重賞4勝)を挙げた。 サンデーサイレンスはその後も活躍馬を次々と輩出し、初年度産駒がデビューした翌年の1995年にリーディングサイアーを獲得。2世代の産駒だけでリーディングサイアーを獲得というのは中央競馬史上初の記録である。以後2007年まで13年連続でリーディングサイアーに君臨した。

日本人は海外産というだけでいかにも群がりそうなイメージでしたが、当初はそうではなくサンデーサイレンスを買った本人がリスクを省みずに良い繁殖牝馬と交配させて実践させた感じですね。

サンデーサイレンスの仔が走ると分かれば良い繁殖牝馬はみんな群がります。ここで1番のメリットは海外産なので近親で悩む事がほとんど無いという事です。

日本競馬の血統はSS系に染まり過ぎ!

私が昔読んだサラブレッドの血統学の本には以下の様な事が書かれていました。

みんな良い血統に群がりやがて交配相手がいなくなり衰退していく

特にゲームなんかの場合だと繁殖牝馬を同じ種牡馬ばかり交配させるとあっという間に飽和状態になり交配相手がいなくなります(^_^;

今の日本競馬は非常にこれに近い状態です。

こちらのサイト「種牡馬リーディング|競馬データベース - netkeiba.com」からデータをお借りしました。

種牡馬リーディングの上位を見ると・・・

【2016年種牡馬リーディング】

2016年種牡馬リーディングのデータ

上位20位までに絞りましたが赤いアンダーラインを引いた種牡馬は全てサンデーサイレンス系です。つまりアンダーラインを引いた馬にはサンデーサイレンスの血が入っているという事です。

続いてBMS(母父)リーディングです。

【2016年BMSリーディング】

2016BMSリーディングのデータ

種牡馬リーディング程ではないですが結構影響力がある事が分かります。またあと数年もすれば比率がまだまだ上がる事も容易に想像出来ます。

若い新しい血が必要

今の日本競馬はサンデーサイレンスの血に染まり過ぎているのです。またサンデーサイレンス系以外の種牡馬もみんないい年なのでそろそろ若い新しい血が入ってこないとやがてサンデーサイレンス系は衰退していく、つまり日本競馬が衰退していく可能性があります。血統の発展と衰退は歴史上繰り返している様です。

サンデーサイレンス系と相性の良い新たな血を探す事が日本競馬において1番の課題ではないでしょうか?

まとめ

サンデーサイレンスは「奇跡の馬」

偶然の重なりによって競馬の歴史を塗り替えた

・2度死にかけたが強い精神力、生命力や強運によって生き延びた

・強い馬ではあったがアメリカでは種牡馬として期待されていなかった為、日本に上陸した

・日本馬の既存血統と相性がバッチリだった

偶然の重なりによって日本競馬を大きく変えたが現状ではサンデーサイレンス系の影響力があまりにも強すぎて飽和に近い状態なので、サンデーサイレンス系と相性が良い若い新たな血が必要な時だと思います。

また血統学の本には「良血よりも少し雑草の血が混じった方がいい」という様な事が書いてありました。雑草魂的な「第二のサンデーサイレンス」と呼べる様なエピソードも面白いスターホース(スーパーサイアー)が現れる事を期待しています!

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Comments 6

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がちょー  
くろねこさま、こんばんわ♪

懐かしいですね
ディープインパクト、もちろん知ってました!
あとオグリキャップってのも(笑)ぬいぐるみも持ってましたよ^^
なるほど、そんな競走馬だったのでしたね 知らなかった~

ディープインパクトの生き様を記事ではじめて知りましたね☆
たいへん勉強にもなりましたよ。
新潟は競馬も盛んでありましたv-291

2017/12/19 (Tue) 21:33 | EDIT | REPLY |   
黒猫  
がちょーさんへ

私はディープインパクトのぬいぐるみを持っています(^_^;
やっぱスターホースのぬいぐるみって欲しくなりますよね(^^)

2017/12/19 (Tue) 21:36 | EDIT | REPLY |   
がちょー  
たびたび 今晩わ~♪

スターホースのぬいぐるみって欲しくなりますよね!
当時が懐かしく感じました^^
そうそう、5年ほど前 競馬で万馬券当てた上司から居酒屋でおごってもらったこともありましたよv-275

2017/12/21 (Thu) 21:11 | EDIT | REPLY |   
黒猫  
がちょーさんへ

馬券はあまり買った事がありませんが万馬券は1度は当ててみたいですね(^_^;

おごってもらってよかったですね(^^)

2017/12/21 (Thu) 21:17 | EDIT | REPLY |   
がちょー  
本日、確か競馬がありまして

日曜日、たしか競馬がありまして 先日上司と部下がお金のやり取りをしてましたね
今日の競馬に賭け事をしておりました。

当たるとおごってもらえるかもしれませんね^^



2017/12/24 (Sun) 18:12 | EDIT | REPLY |   
黒猫  
がちょーさんへ

キタサンブラックは期待通りに勝ちましたが後はどう賭けているかですね(^_^;
勝っていておごってもらえるといいですね(^_^;

2017/12/24 (Sun) 18:15 | EDIT | REPLY |   

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