ブログに目次(ページ内リンク)を入れたら検索流入が増えた?メリットは?
当ブログの検索流入数にまたまた少しだけ動きが出ててきました。その前の動きに関してはこちらの記事「検索流入が少し増えてきた!SEO実験の成果?まとめて分析してみる!」を参照して下さい。
今回は以前行った実験の報告と伸びた原因について分析していきます。
まずは実験内容の報告です。
(以下参照)
実験内容
改行タグ(br)連打を段落タグ(p)に修正する事によって検索流入は増えるのか?
この実験に対しては後で詳しく話しますが結論を先に言いますと改行タグ(br)を段落タグ(p)に修正してもおそらくSEO効果は無いと言えそうです。
では伸びた原因は何かと言うとおそらく目次(ページ内リンク)を入れた事だと思います!
目次とは↓です。
データを公開します!
「search console」の過去90日間のデータを見ながら順に説明していきます。
(下画像参照)
画像は上から「クリック数」「表示回数」「掲載順位」「クロールされたページ数」を個々に分けて見やすい様にまとめました。
まずは①の辺りからクリック数が伸びてきています。正しくは伸びたというよりも最低ラインの水準が上がって結果的に増えたという感じですが。実を言うと密かに②の辺りから目次を全てではないですが過去記事に入れていました。増えた原因はおそらく目次を入れたからだと思っています。
③の区間は改行タグ(br)を段落タグ(p)に修正をして「Fetch as Google」を送信したのでクロールされたページ数が増えています。ご覧の通り送信後にクリック数に対してこれといった動きがありません。この事から少なくとも修正を行ってから1ヶ月程ではSEO効果が無いという事が分かります。ただあくまでも現段階でという事です。
目次のSEO効果について
おそらく目次は間接的なSEO効果があると思います。目次を入れたからといってデータから目に見える程掲載順位が上がったという感覚はありませんが色々とメリットがあります。
まずは表示回数が増えます。画像でも①を過ぎた辺りから表示回数が伸びているのも分かると思います。余談ですが③の近辺が特に伸びていますが、この事から表示回数のグラフではクロール分もカウントしている可能性があります。
目次を入れると検索画面に影響がある
目次を入れた場合、検索画面に見出し部分がリンクとして表示される場合があります。
【Googleのスマホ(タブレット)画面】
目次部分は右にスワイプさせる事も可能です。目次の見出し部分をタップすると直接その見出しの冒頭部分から開かれます。
目次の内容が表示されるのはかなりレアですが分かっている範囲で出現条件をまとめると
目次表示の出現条件
・記事中に見出しタグ(h)と目次(内部リンク)がある事
・キーワード検索で1ページ目に表示された場合
少なくともこの2つは必須条件です。ここからは推測ですが、体感では文字数が2,000文字以上で見出しタグが4つ以上は必要だと思います。また記事中に入れてある目次が全部載らないケースもあります。あと同じキーワードで検索した場合でも表示される場合とされない場合があります。
ゲームで例えると隠れキャラ的な存在ではありますが、この様に目次が表示されている記事はおそらくGoogle独自のアルゴリズムによって認められた記事だと思います。
【Yahooの場合】
Yahooの場合はスワイプ出来ません。
また見出しの1つだけがリンク表示される場合もあります。
(下画像参照)
これはGoogleだけしか表示されない様です。
ここで1つポイントですがキーワードで「支配」という単語を入れたら見出しタグにこのキーワードを含む見出し「ベースはバンドを支配される!」がリンクとして引っ張り出されています。この事から見出しタグに入れるキーワードは掲載順位に影響があると言って間違いなさそうです。
表示回数も増えて検索者の目にも留まりやすい?
先程目次を入れると表示回数が増えると言いましたが実際にどの記事のどの見出しが表示されたのか、またクリックされたのか「serch console」のデータからも分かります。
(下画像参照)
「#chapter-○」の部分は目次の作り方によって変わりますが、この様に「記事のURL+枝番」となりカウントされます。
見出し部分から直接的にクリックされる事は実際にはあまりありませんが少なくとも検索者の目には留まりやすいので結果的に記事タイトルの方からクリック率が上がる可能性があります。
見出し(hタグ)のキーワードの重要性について
記事タイトル(h1タグもしくはh2タグ)に入れるキーワードが重要という事は言うまでもありませんが、記事中に入れる見出しタグ(h2以降もしくはh3以降)も検索画面にリンクとして表示される場合があるので見出しタグのその下にある文章の内容が分かりやすいキーワードを入れた方が検索者にとっても親切だという事が分かります。
見出しタグのポイントとして
・記事タイトルに入れられなかった重要なキーワードを意識(共起語、類義語等)
・興味を引く様な表現にする
・「はじめに」や「最後に」等の抽象的な表現はなるべく避けて具体的に書く
余談ですが「はじめに」や「最後に」という表現は私も結構使っていました(^_^;ただSEO的に考えるとどう考えても記事の内容に対して特別な意味を持たない表現は避けるべきだと思います。まあありがちな「まとめ」くらいは使っても良いとは思いますが。
目次の作り方
目次の作り方について簡単に説明します。
作り方は以下の2パターンのどちらかだと思います。
①hタグに番号を割り当てる
特徴:作るのは簡単だが番号を入れたり管理するのが面倒
②toc
特徴:1度作れば目次が自動生成されて楽だが作り方が素人には難しい
(WordPressとはてなブログなら簡単そう)
無難なやり方は①です。それぞれメリットとデメリットがあるとは思いますが後々の手間を考えると②の方が圧倒的に楽だと思います。ただ難しい為、調べても作り方が載っている記事がなかなか見つかりません。
私の場合は今は②ですが①でも作った事があります。1つ言える事は途中でやり方を切り替えるのはとても面倒だという事です。
参考になりそう記事を貼っておきますね!
【①のやり方】
WordPress目次の作り方!htmlでページ内リンクを作成する方法
※WordPress以外でもほとんどのブログは可能です!
【②のやり方】
他のブログの方は「ブログ名 目次 toc」等で検索してみて下さい。もし無ければ①のやり方で作って下さい。また「ブログ名 目次 作り方」等で検索すればより具体的に分かると思います。
FC2ブログの方へ
上に貼ったリンク記事はFC2ブログの共有テンプレートを作成してる「Akiraさん」の記事です。テンプレートの種類によって色々とやり方が変わってきますので予めご了承下さい。ちなみにAkiraさんのテンプレートを使用していれば質問すれば丁寧に教えてくれます。実際に私も分からない事があったので質問しました。
Akiraさんが作成するテンプレートはオシャレなレスポンシブテンプレートなのでお勧めです。管理画面から「共有テンプレート」を選び作成者のところに「vanillaice (Akira) [vanillaice000]」と表示されています。
まとめ
前々から思っていた事なんですがよくブロガーさんのアクセス状況が書かれた記事で順調に伸びているのはほとんど「WordPress」か「はてなブログ」です。また私が実際に調べ事をする場合も検索にかかるブログと言えば体感だと「WordPress」がダントツで次に「はてなブログ」でした。この原因は何なのか探っていたところで、一因として段落タグ(p)も影響があるのではないか?と思っていましたがこの線は私の実験結果から消えました。
残された原因として考えられる事は見出しタグと目次(ページ内リンク)です。
両者のユーザーの特徴として見出しタグと目次(簡単に作れる為)の使用率が他のブログに比べると明らかに高いです。また実際に検索にかかる記事には両方とも使用しているケースが多く、少なくとも見出しタグが入っているケースがほとんどです。
これらの事と当ブログのデータを合わせるとやはり見出しタグと目次(ページ内リンク)を入れる事はSEO的にかなり重要だと言えそうです。
つまり・・・
・見出しは記事タイトルのサブタイトルとして考えるべき
・目次を入れると見出し部分ががリンク表示される場合もある為おろそかにしてはならない
・見出しの内容も検索者目線で考えるべき
また今回のデータから他にも気になる事がありましたがあまりにも長くなるのでこの辺にしておきます。
続編記事を書きますのでよろしくお願いします!
追記
続編記事こちら「ブログ内のマイナス要因を取り除いて検索流入が増えるか実験します!」です!
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